Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
新規プロダクトの仮説検証ループをすばやく回し続けるためのプロダクトエンジニアリング/PdENi...
Search
KAKEHASHI
PRO
March 13, 2024
Business
15
8.5k
新規プロダクトの仮説検証ループをすばやく回し続けるためのプロダクトエンジニアリング/PdENight3
KAKEHASHI
PRO
March 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by KAKEHASHI
See All by KAKEHASHI
AIでめっちゃ便利になったけど、結局みんなで学ぶよねっていう話
kakehashi
PRO
0
180
システムとの会話から生まれる先手のDevOps
kakehashi
PRO
0
290
やっぱり余白が大切だった話
kakehashi
PRO
7
3.1k
貧民的プログラミングのすすめ
kakehashi
PRO
2
520
目標と時間軸 〜ベイビーステップでケイパビリティを高めよう〜
kakehashi
PRO
8
1.7k
人はなぜISUCONに夢中になるのか
kakehashi
PRO
6
2.1k
データ資産をシームレスに伝達するためのイベント駆動型アーキテクチャ
kakehashi
PRO
2
1.2k
アジャイルチームが変化し続けるための組織文化とマネジメント・アプローチ / Agile management that enables ever-changing teams
kakehashi
PRO
3
4.9k
チームが毎日小さな変化と適応を続けたら1年間でスケール可能なアジャイルチームができた話 / Building a Scalable Agile Team
kakehashi
PRO
4
580
Other Decks in Business
See All in Business
LW_brochure_engineer
lincwellhr
0
29k
「仮説行動」で学んだ、仮説を深め ていくための方法
yudai00
2
720
イグニション・ポイント株式会社/採用エントランスBook_2025
ignitionpointhr
2
95k
_iSM_採用ピッチ資料_改訂版_20250409.pdf
ism_terada
0
250
仮説行動で実現する豊かなふりかえり / Rich Reflection Achieved through Hypothetical Actions
pauli
2
150
Crisp Code コーポレート・サービス紹介 | Corporate & Services Introduction
so_kotani
0
180
「壁を突破するための変革マネジメント」 ご紹介資料
itpreneurs
0
250
インキュデータ会社紹介資料
okitsu
3
39k
250410_生成AI導入の選択肢:モデル開発と既存LLM活用の比較と選択基準
suzakiyoshito
0
250
ダイニーQA Teamのポリシーをつくった話し
gakujit
0
190
FastAccounting会社資料_202504
fahrteam
0
2.4k
Стратегия: от ремесла к технологии и два следующих шага
alexanderbyndyu
0
300
Featured
See All Featured
Docker and Python
trallard
44
3.3k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
104
19k
A better future with KSS
kneath
239
17k
KATA
mclloyd
29
14k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
23
1.5k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
227
22k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Designing for Performance
lara
608
69k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
19
1.1k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
80
8.9k
Transcript
日本の医療体験を、しなやかに。 © KAKEHASHI Inc. 新規プロダクトの仮説検証ループを すばやく回し続けるための プロダクトエンジニアリング 2024.03.13 @ Product
Engineer Night #3 株式会社カケハシ 椎葉 光行
© KAKEHASHI Inc. 椎葉 光行 (@bufferings) • 楽天(30代の10年間)→CircleCI(1年)→カケハシ(2023年4月〜) • 大阪の自宅からフルリモートで仕事をしてる
• フルスタックエンジニア プロダクトエンジニア 今日からプロダクトエンジニアってことで!
© KAKEHASHI Inc. カケハシで何をやってるの? • 株式会社カケハシ ◦ 医療系スタートアップ ◦ ミッション「日本の医療体験を、しなやかに。」
◦ 従業員数358名(2023年12月時点) • 椎葉:薬局向け新規サービスの立ち上げを担当 ◦ 仮説を検証しまくるタイプのプロダクト ◦ 2023年4月入社後すぐに立ち上げを担当 ◦ 10月にベータ版をローンチ
© KAKEHASHI Inc. 今日の話 • 話すこと ◦ プロダクトを支えるエンジニアリングの話 • 話さないこと
◦ プロダクト自体の話 全体的にさらっと話すので あとでみんなと話すネタになったらいいなという気持ち
どんな感じで開発してるの? その「エンジニアリング」とやらをやった結果 どうなってるのよ?って話を先にするー
© KAKEHASHI Inc. どんな感じで開発してるの? 直近の様子 • プロダクトマネージャーが薬局訪問 ◦ 次の日には仮説を立ててチケットを起票 ←
これ速い • チケットが起票されてからリリースされるまで ◦ 4日後、7日後、当日、翌日 ← これも速い ユーザーさんからも喜びの声が届いて喜んだ!
© KAKEHASHI Inc. どんな感じで開発してるの? 大きめの開発のときでも • 機能をデプロイできる単位で小さく切り分けて優先順位を決める • それを本番環境に隠してデプロイ ◦
社内からは見えるようにしてフィードバックをもらう • 準備が整ったら公開する 1個ずつ公開するときもあれば いくつか揃ってから公開するときもあるよ!
© KAKEHASHI Inc. どんな感じで開発してるの? ほぼ毎日本番環境にデプロイしてる • この1ヶ月間で本番デプロイを25回してた • いちばん多い日は1日に4回デプロイしてた
という感じの開発を支える エンジニアリング
© KAKEHASHI Inc. 仮説検証ループをすばやく回し続けたい! すばやい開発 • フルスタックなチーム • モノレポ •
CI/CD/IaC 変化への適応 • スクラム • モブプログラミング • トランクベース開発 安定した運用 • シンプルな設計 • ロギング・トレーシング • 検証用メトリクス 「みんなもこうするべき」なんて思ってないからね! 僕らはこうやってるってだけ
© KAKEHASHI Inc. すばやい開発:誰でもどこでもさわれる強いチームづくり! • フルスタックな開発チーム ◦ フロントエンド・バックエンド・インフラ。誰でもどこでもさわれる ◦ ただし、それぞれのメンバーに得意な領域がある
• モノレポ ◦ アプリケーション用のモノレポ。フルTypeScript ◦ それとは別にデプロイ用のリポジトリと、インフラ用のリポジトリがある • CI/CD/IaCで自動化 ◦ 特にデプロイメントのパイプラインは初期から構築していた ◦ トランクベース開発の土台
© KAKEHASHI Inc. 変化への適応:変化が多いのでシュッと対応できるように! • スクラム ◦ 1週間スプリント ◦ 毎週動くモノを見せる・毎週ふりかえりをする
• モブプログラミング ◦ 午前中は4人でモブプログラミング。午後はペアに分かれている ◦ メインペア→機能開発。サブペア→技術的負債の返済など • トランクベース開発 ◦ 常にmainにマージして本番環境までデプロイする ◦ フィーチャーフラグなどで機能を制御
© KAKEHASHI Inc. 安定した運用:手のかからない運用が開発スピードに直結! • シンプルな設計 ◦ モジュラーモノリス・DBを分割可能な状態にしている ◦ DDDの戦術的設計は採用しないことにした。でもユビキタス言語にはこだわる
• ロギング・トレーシング ◦ 1行1行どこで予想外のことが起こってもユーザー影響が分かるようにしている ◦ フロントエンド・BFF・APIをつなぐ分散トレーシングを取得している • 検証用メトリクス ◦ 仮説を検証できるように、ユーザーアクションなどのメトリクスを取得している
© KAKEHASHI Inc. そういうチームなので、こういうことができた! コードを初めて触ったその日に本番環境までデプロイ https://twitter.com/dora_e_m/status/1767471761501909442
まとめ
© KAKEHASHI Inc. 仮説検証ループをすばやく回し続けてる! すばやい開発 • フルスタックなチーム • モノレポ •
CI/CD/IaC 変化への適応 • スクラム • モブプログラミング • トランクベース開発 安定した運用 • シンプルな設計 • ロギング・トレーシング • 検証用メトリクス このあたりのネタでみんなとお話できると嬉しい!
None