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スクラムゾンビになっちゃたので、古のフレームワークを導入した話 / Embracing Ancient Frameworks

スクラムゾンビになっちゃたので、古のフレームワークを導入した話 / Embracing Ancient Frameworks

kaonavi Tech Talk#17で登壇した際の発表資料です。
https://kaonavi.connpass.com/event/319381

◼︎イベント概要
カオナビでは、プロセスや、エンジニアリングについて日々改善をおこないながらアジャイルな開発を行なっています。
スクラムをスケールする際の工夫、品質向上へのチーム全体でのアプローチ、データ活用による顧客視点の醸成など、実りの多い内容が盛りだくさんです。

本イベントのアーカイブは下記からご覧いただけます!是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/live/zQAlHonf-KA

◼︎kaonavi Tech Talkとは?
「"はたらく"にテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」というパーパスを掲げるカオナビによるオンラインイベントです!
HRTechのリーディングカンパニーであるカオナビの開発組織は、学習する組織として絶え間なく変化を続けてきました。
組織・チーム・プロセス・エンジニアリングなど多くの領域に対してTry&Errorを繰り返すことで学びを重ね、開発組織もサービスもカイゼンを行ってきました。
そうした学びは社内の勉強会や交流会で共有されてきましたが
カオナビの開発組織の文化・人を多くの方に知っていただきたい
社内外で学びを循環させ、コラボレーションを実現する場を創出したい
といった想いから、kaonavi Tech Talkは生まれました。
カオナビの開発最前線で活躍するメンバーがスピーカーを務め、日々の開発で得た学びを発信して参ります!
ぜひカジュアルにご参加いただければと思います。

株式会社カオナビ

June 19, 2024
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Transcript

  1. 木下 博貴 Hiroki Kinoshita X: @kinocoboy2 所属:株式会社カオナビ 2022年中途入社 職種:PjL /

    フロントエンドエンジニア 特徴:実験と失敗大好き 自己紹介 © kaonavi, inc. 2
  2. © kaonavi, inc. • TOP自体の主体的な課題を見つけにくい。 ◦ kaonaviとしての課題がたくさん見える。 ◦ 影響範囲が全顧客。 •

    kaonaviの顔なので、注目度が高い。 ◦ 使用する顧客の目線が様々。 その結果 • 意思決定に非常にコストがかかる。 4 kaonavi TOP開発
  3. © kaonavi, inc. • TOP修正目標への不確実性が高すぎる • 関わる「変数」が多い • フォーカスできない状態へ ◦

    プロダクトバックログが積めない 6 スクラムゾンビになった理由 目標 変数 変数 変数 変数 うがが
  4. © kaonavi, inc. 11 スクラムを捨てる 何が起きても 変化に適応したい 「成果」は 生産・コミット のみなのか?

    振り返りだけは、 しっかりやっている イテレーションは 回してる いいものを作りたい
  5. © kaonavi, inc. • 変数の多い環境から価値を見出すのに特 化している。 ◦ カオスの縁から恩恵を得る。 • 複雑な動き

    = 豊かな人間関係 ✖ 簡単な ルール で突破する。 • フォーカスしない。マルチスレッドで動く。 14 ASD開発 カオス 縁 縁 縁 縁 カオスの縁だ
  6. © kaonavi, inc. 17 イテレーションは変化した イテレーション1 イテレーション2 イテレーション3 状態が進んだ! 状態が進んだ!

    状態が進んで、 生産ができた! カオス 縁 縁 縁 縁 学習 学習 思案 協調 カオス 縁 縁 縁 縁 思案 協調 カオス 縁 縁 縁 機能 協調 思案 思案 思案 協調
  7. © kaonavi, inc. • 時には自分たちを破壊するレベルの手段の変更はとても有効。 ◦ 実験は楽しい。 • ゾンビスクラムは悪ではない。 ◦

    環境と手段と状態が噛み合ってないだけ。 • 「状態」にフォーカスすると、前に進むこともある。 ◦ プロダクトディスカバリーに向いてそう。 ◦ 向き合うのは「価値」だが、目指す指標は「価値」以外もありだった • ASD開発を知識として知っていても実践しているチームは稀有。 ◦ 先人が身近は多くない。 ◦ 未踏の地をゆく楽しさがある。 • まさに温故知新 19 まとめ