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ヤマモトヒロキ
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August 26, 2026
Business
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作れる人から、伸ばせる人へ~Anthropicの5アーキタイプで読み解く、成長率日本一の開発組織~ / Builder to Grower
2026-08-27 Forkwell グロワー/スケーラー入門
ヤマモトヒロキ
PRO
August 26, 2026
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Transcript
作れる人から、 伸ばせる人へ Anthropicの5アーキタイプで読み解く、成長率日本一の開発組織 カイテク株式会社 ヤマモトヒロキ | 2026-08-27 Forkwell グロワー/スケーラー入門
自己紹介 ヤマモトヒロキ カイテク株式会社 PdM PdM/マーケティング/事業開発を兼務 X @Ymmt169 2
None
「グロワー」を語る前に そもそも、グロースしてんの? 4
None
事業は、伸び続けている 導入事業所数 登録ワーカー数 約2.5万ヶ所 約130万人 2020 2021 2022 2023 2024
2025 2020 2021 2022 2023 2024 2025 この間、エンジニアの人数は ほぼ固定 のままです 6
それを支える開発組織は、エンジニア6人 正社員エンジニア 2名 FTE換算 約6名 プロダクト開発・インフラ・セキュリティ・データ基盤・社内 自動化 ×10 エンジニア1人あたり生産性 ×10超
×5 ×1 時間の経過 → 事業の伸びを、ほぼ固定人数の 開発組織で受けている 7
今日の話の地図 少数で伸ばせている構造は、AI時代の開発組織の「あるべき」に近いのではないか、という仮説 理解 理解 実践 実践 ❶ 5つの ❷ なぜ
❸ 個人としての ❹ 機能させる アーキタイプ グロワーなのか 適性と伸ばし方 組織設計 Anthropicの原典。職 絶対数・不可逆性・アウ エンジニアから見た2つ カイテクの実装。引き算 種ではなく気質 トカムへの変換率 の入口 の組織 説明の道具 Boris Cherny(Anthropic・Claude Code開発者)が2026年6月に提唱した「5つのアーキタイプ」 8
原典 エンジニアリング、プロダクト、デザイン、DSが一つの新しい役割に溶けてい く中で、Claude Codeチームを見ると、5つのアーキタイプが見える ── Boris Cherny(Anthropic・Claude Code開発者)2026年6月 X/Threads投稿より 筆者訳
本イベントの表記 本イベントの表記 本イベントの表記 スケーラー ≒ Grower フィニッシャー ≒ Sweeper メンテナイザー = Maintainer 以降は原典の呼称(Prototyper/Builder/Sweeper/Grower/Maintainer)で話します 9
アーキタイプとは、職種ではない 職種(title) 溶ける 組織が与える箱 FE/BE/PdM/デザイナー AI 役割(role) 薄くなる その箱に期待される責務 アーキタイプ
「コードが書けるか」 という壁を消す 残る 実際の行動に現れる、気質と判断の癖 肩書は溶ける。気質は溶けない 10
Anthropicの実情と、カイテクの現在地 Anthropic カイテク(等身大) Claude Codeのコードの約9割を PdMはプロト作成・分析の生産性は上が Claude Codeが書く ったが、プロダクションコードは書かない PMもデザイナーもファイナンスも、コード
コードの大半を Claude Code/ を書く Codex に集約し、リソースの多くを課題 肩書は全員 Member of Technical 整理・設計・レビューに移行 Staff データ抽出は非エンジニアがセルフサー ビス 職種の境界は、各社で融けつつある 一方で、各職種の専門性も引き続き重要 11
原典の5つのアーキタイプ Prototyper Builder Sweeper Grower Maintainer 0→1の量産機 1→10の仕上げ役 引き算の職人 10→100に育てる
守りの要 新しいアイデアを次々 試作を本番品質のプロ UIを磨き、コードとシ できたプロダクトを反 成熟したシステムをス に試作する。大半は世 ダクト・インフラに素早 ステムを簡素化し、機能 復改善し、PMFを高め ケールに応じて安全・安 に出ない く仕上げる を削り、性能を最適化 る 定・高速・効率に保つ する 職種ではなく、チームを観察したら見えた5つの「型」。今日の主役は Grower 出典 Boris Cherny 2026年6月 X/Threads投稿(定義は筆者訳) 12
フェーズで必要な型は変わる 誤解しやすい3点 PMF前 成長期 成熟期 ❶ 職種と直交する Prototyper Builder Sweeper
一部 全フェーズに登場 Grower Sweeper気質のPMも、Prototyper気 質のデザイナーもいる ❷ 1人1役ではない 今日の主役 多くの人は2〜3役を兼ね、時期で変わる Maintainer 一部 ❸ 原典は優劣をつけていない 「グロワーが最重要」は今日のイベントの 編集。私もこれから乗る Sweeperだけは全フェーズに登場する。AIは足すのは得意、削るのは苦手。自組織にどの型が過剰・不足かを見る 「レンズ」として使う 出典 Boris Cherny 2026年6月 X/Threads投稿のフェーズ別構成をもとに筆者作成 13
あなたは、どの型か 型 会議での口癖 思考の癖 Prototyper 「作ってみよ」 完成度より新規性。捨てるのに抵抗がない 出荷しない・放置する Builder 「動く?」
エッジケースとエラー処理が気になる 「何を作るか」を疑わない Sweeper 「要る?」 複雑さが許せない。消すPRが好き 事業価値より整理を優先 Grower 「使われてる?」 リリースはスタート。数字を毎日見る 短期最適・負債に鈍感 Maintainer 「将来的に…」 落ちない・遅くないことに責任感 変化への抵抗 2つ当たる人は兼任型で正常。ここでスクショをどうぞ 陥りがちな罠 ※ 口癖・癖・罠は筆者の推測 14
理由❶ 関わる絶対数が、圧倒的に多い 企業のライフサイクルで見ると、0→1 と 1→10 の期間は短い 規模 ほとんどの会社、ほとんどのキャリア の大半は「すでにあるものを伸ばす」 フェーズにいる
0→1 1→10 10→100、その先 時間 → ほとんどの会社、ほとんどのキャリアはここにいる 短い あなたの今いる会社、いま 0→1 ですか 短い 15
理由❷ 意思決定の不可逆性と、コンテキストの量 0→1/1→10 成長期 増築 作る 壊す 作り直す 作って壊すコストが低い 間違えても、やり直せる
増築 増築 既存ユーザー・データ・売上・契約 土台の上に増築する 変更は不可逆。間違いが高くつく 効くのは、全体設計・順番・作らない意思決定 文脈の所有は、AIが最も苦手 実装が速くなるほど「間違ったものを速く作る」リスク 事業数値・顧客・履歴・規制。人の介在価値が最大にな が上がる る場所 16
アウトプットは増えた。アウトカムに結びついているか アウトプット 作る量。AIで事実 変換率 → 上無限に ここが律速。担う アウトカム → のがGrower
事業成長・顧客課 題の解決 3年後に希少になるのは、コードを書ける人ではない。何のコードを書くべきかが分かり、AIの最 終的な防波堤になれる人だ ── Boris Cherny(報道での発言より 筆者訳) 作れる人はAIで増えた。伸ばせる人は増えていない 17
エンジニアから見た、グロワーの入口は2つ システムを10倍に耐えさせる アウトカムを10倍にする 10倍になるもの トラフィック・コード・組織 売上・ユーザー・成果 問い 何が壊れるか、何を守るか 何がボトルネックか、どこを伸ばすか 原典の型
Maintainer(+Sweeper) Grower 従来職種の延長 SRE・アーキテクト PdM・グロース イベントの「グロワー/スケーラー」は、この2つの顔を束ねた概念。希少なのは、両側を横断してボトルネックを特定 し、AIで自ら検証まで回せる人 エンジニアには、技術側からグロワーに入る優位性がある 18
向いている人の、思考の癖 「作ったあと」に興味がある。リリース後の 完成より効果。ドヤれる実装より、KPIが動 数字を見に行く くことが嬉しい 「やらない」を提案できる。Whyで問い返す 事業の言葉とコードの言葉を、両方話す 本番データ・既存ユーザーへの想像力があ 顧客・数字・履歴のコンテキストを溜めるの る(不可逆性への感度)
が好き 3つ以上当たれば、適性あり ※ 筆者の推測 19
グロワーとして伸ばしたいなら 自分が作ったものの数字を、自分で追う 1 SQLを引く。ダッシュボードを自分で作る。売上 仕様調整の席に座る。顧客の声に直接触れる 2 と事業KPIに興味を持つ 「10倍になったら何が壊れる」を口癖にする 「作らない提案」を1回やる 3
ROIで案件を閉じる経験を持つ 4 るか」に移す AIの最終防波堤になる どれも、今の会社で明日からできる データ量・トラフィック・組織の10倍を想像して 設計する 実装はAIに任せ、時間を「何を作るか・何を捨て 5 サポート・営業同席・インタビュー 一つの案件を、最初から最後まで持つ 6 フルサイクル。全部やると「決める人と作る人」 が同じ人になる 20
グロワーが活躍する、組織の条件 文脈が一人に集まる 決める人と作る人を分けない 分業で分断しない 判断が一人の中で完結する 数字が誰でも見える 「やらない判断」が成果として扱われる データのセルフサービス 閉じることも意思決定の成果物 管理という仕事が発生しない
納期・進捗管理・目標管理は、分業のための「約束」のコスト。一人で完結するなら発生しない 個人の適性より、構造が9割 21
カイテクの実装❶ 決める人と作る人を、分けない 一つの案件は、一人のエンジニアが課題発見から運用まで決め切る 課題発見 仕様 設計 実装 リリース 運用 ワーカーApp
✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ API / BE ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ インフラ / DB ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ ✓ 5類型で言えば、Builder・Sweeper・Grower・Maintainer が一人の中に同居する設計 出典 カイテク公式note「成長率日本一の事業を支えるエンジニアは、なぜ納期を決めないのか」 22
カイテクの実装❷ 引き算の組織設計 していないこと やっていること 納期を決める 「やらない」判断の尊重。顧客に使われない、事 進捗管理・目標管理 業に貢献しないリリースに意味はない 仕様書を書く 動くコードが正
繰り返し作業は「速くする」より「なくす」 機能単位の分業 データは BigQuery+AI で非エンジニアがセ 格好いい技術を選ぶ 事業に十分かで選ぶ 採用基準を下げる ルフサービス スケール時はチームを複製。管理階層と職種細 分化は足さない Anthropicを真似したのではなく、2020年から引き算し続けた結果、同じ形になった 等身大で言うと、完璧ではない。Sweeper(削る)を個人の気質ではなく制度にしただけで、人は足りていない 出典 カイテク公式note「成長率日本一の事業を支えるエンジニア6人は、何を『していない』のか」 23
詳しくは、全部ここに書いてあります Speaker Deck ヤマモトヒロキ note エンジニア責任者・岩本 執筆 引き算の組織 ─ アウトカムとAIに全振りするた
成長率日本一の事業を支えるエンジニア6人は、何 めに辞めたこと を「していない」のか 決める人と作る人を、分けない 成長率日本一の事業を支えるエンジニアは、なぜ納 隣人の存在が、個のスキルと役割を制約する speakerdeck.com/hirokiyamamoto14 期を決めないのか コードがドキュメントでいいと思っている note.com/caitech 24
最後に 名前は、後からつく 職種名・ロール名・流行語に、大した意味はない 新しい概念を解釈することには意味がある。踊らされないことが重要 事業と組織が目的に沿って動いた結果、起きた事象に、後からそれっぽい名前 がついているだけ 「グロワー」も「5つのアーキタイプ」も、その一つ。今日話した中身は、名前が付く前からやっていたこと 25
当たり前のことを、当たり前に LayerX バクラク CPO mosa/榎本さん(@mosa_siru)2026年8月26日のポストより 26
まとめ 肩書は溶ける。気質は溶けない 作れる人はAIで増えた。伸ばせる人は増えていない グロワーはスキルより適性、適性より構造。活きる組織構造が必要 We are hiring フルスタック・フルサイクルエンジニア 年収 1,300〜2,500万円
PdM 年収 800〜1,600万円 共通 週4リモート / 時間固定なし / 業務委託スタート可 エンジニア6人で成長率日本一の組織で、7人目になりませんか。X の DM 開けています 27