Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
(実践編)憩いのひと時に コーヒーが飲みたい
Search
shinrinakamura
June 07, 2023
Technology
0
420
(実践編)憩いのひと時に コーヒーが飲みたい
shinrinakamura
June 07, 2023
Tweet
Share
More Decks by shinrinakamura
See All by shinrinakamura
M5stackで使用できるpHセンサの開発
shinrinakamura
1
630
IoT雷警報システムサンダーガードLTE
shinrinakamura
0
230
ワークショップしくじり先生 enebularを利用したワークショップで学んだこと
shinrinakamura
0
170
新的土壤和植物农业模式.pdf
shinrinakamura
0
77
土壌と植物で奏でるアート~農業における新たなパラダイム~
shinrinakamura
0
400
Development of applications using Sakura's mono platform
shinrinakamura
0
260
なかまのなかま
shinrinakamura
0
200
IoTの現場猫 自動水まきやってみた
shinrinakamura
0
820
ESP32で始めようIoT開発ハンズオン
shinrinakamura
0
460
Other Decks in Technology
See All in Technology
TypeScriptでモジュラーモノリスやってみた
diggymo
0
120
Zenn のウラガワ ~エンジニアのアウトプットを支える環境で Google Cloud が採用されているワケ~ #burikaigi #burikaigi_h
kongmingstrap
2
200
パブリッククラウドのプロダクトマネジメントとアーキテクト
tagomoris
3
220
オーティファイ会社紹介資料 / Autify Company Deck
autifyhq
10
120k
Tokyo RubyKaigi 12 - Scaling Ruby at GitHub
jhawthorn
2
170
トレードオフスライダーにおける品質について考えてみた
suzuki_tada
2
150
Oracle Cloud Infrastructure:2025年1月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
0
110
Windows Server 2025 へのアップグレードではまった話
tamaiyutaro
2
250
Japan AWS Jr. Championsがお届けするre:Invent2024のハイライト ~ラスベガスで見てきた景色~
fukuchiiinu
0
1.1k
一人から始めたSREチーム3年の歩み - 求められるスキルの変化とチームのあり方 - / The three-year journey of the SRE team, which started all by myself
vtryo
7
5.1k
Makuake*UPSIDER_LightningTalk
upsider_tech
0
120
LLM活用の現在とこれから:LayerXにおける事例とともに 2025/1 ver. / layerx-llm-202501
yuya4
3
260
Featured
See All Featured
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
39
1.9k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
157
23k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
30
2.1k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5.2k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.1k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
2k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
117
7.1k
It's Worth the Effort
3n
184
28k
Transcript
中村 真理 (実践編)憩いのひと時に コーヒーが飲みたい ~コロナ後のオフィスの憩い にDXを起こしませんか~
爆発的な普及のために 今回作成したもの コーヒーメーカーの残量計 Webインターフェース LINE通知
中村 真理 Nakamura Shinri 診療放射線技師 Line API Expert 株式会社B&B Lab.
共同ファウンダー 自己紹介 株式会社 B&B Lab. 事業内容:IoTハードウェア及びサービスの開発
Nakamura Shinri http://b-and-b-lab.jp 手動ON 自動 ▪開発実績 SORACOM Air を活用した自動潅水システムの開発 〇農業ハウス向け自動潅水システム(開発中)
爆発的な普及のために 本日説明すること ・場づくりの大切さ ・なぜLINEなのか ・なぜコーヒーメーカーDXなのか ・システムイメージ
爆発的な普及のために 背景 / background
コロナが終息したので 爆発的な普及のために 着想の原点 辛いオフィスワークが始まる
仕事に疲れたらコーヒーで一息入れたい 爆発的な普及のために 着想の原点
欲しいときにないことも有る 爆発的な普及のために 着想の原点 6/60
モチベーションが下がって生産性ダウン 爆発的な普及のために 着想の原点 欲しいときにないことで
爆発的な普及のために 無くなる前に わかるようにしとけばいい ということでIoTでDX化 着想の原点
爆発的な普及のために 着想の原点 テレワークで 職場のコミュニケーションが希薄に
爆発的な普及のために 着想の原点 SECIモデルの「場」も少なくなっている https://www.brains-tech.co.jp/neuron/blog/seci_model/
爆発的な普及のために 着想の原点 コロナで失った場の循環を取り戻そう SECIモデルでいう「場」作りのためにも コーヒーメーカーのDXが重要
爆発的な普及のために DXへの取り組み / Dx Initiatives
爆発的な普及のために DXとは 人ではなく、電子を走らせろ! データ 価値 行動変容 新しい価値観
爆発的な普及のために コーヒーメーカーの残量計 Webインターフェース LINE通知 実例の一つとしてコーヒーメーカー
爆発的な普及のために コーヒーメーカーが適している理由 ・高速にPDCAを回せる ・身近な課題である ・場づくりに影響する ・作成が比較的容易である
爆発的な普及のために DXの第一歩としてのハンズオン ハンズオンで体験して 興味がわけばリスキリング
爆発的な普及のために コーヒーメーカーの 重量計の仕組み /structure
爆発的な普及のために 仕組みを考える 重さを知るには どうしたらよいのだろうか 重さを知ればよいのでは
爆発的な普及のために ロードセルについて 重量やトルク等を検出するセンサー 荷重に応じた電圧を出力する ロードセルとは
爆発的な普及のために ロードセルアンプについて ロードセルの抵抗値の変化を測定して 重り等で校正をすることで、重さを 量ることができる ロードセルアンプ
爆発的な普及のために ロードセルについて でもどうやって使うの?
爆発的な普及のために 安心してください 使い方について説明します
爆発的な普及のために 入手方法 Arduinoのサンプルコード付きのモノが https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-13041/ https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12370 秋月電子通商で購入 安価に販売されている
爆発的な普及のために ロードセルを利用して作成 設計データ公開中 公開データを使用して実際に製作できます!
爆発的な普及のために 開発環境 エッジ処理 クラウド処理 通知 Wi-Fi + mqtt ※LPWAへの対応を準備中
爆発的な普及のために システムの大まかなイメージ コーヒーがない ことを判定 通知 クラウド コーヒーメーカー 重さ 補充などのアクション
・GPIO機能 ・320*240カラーTFT LCD 実際に使用したもの ・Wi-Fi機能 M5stack ロードセルアンプ CLKピン21番ピン DATピン22番ピン に接続します
爆発的な普及のために ハードウェアの使い方 ピン番号はM5stackの裏面を 見ればわかります ソースコードは秋月電子通商のものを利用 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12370/ #define pin_dout 8 #define
pin_slk 9 #define pin_dout 22 #define pin_slk 21 ソースコードを書き直します
爆発的な普及のために ロードセルアンプの動作検証 既知の重さのモノを測定して 重さとロードセルの出力値を調べました y = 0.00087 x - 7,581.19908
R² = 0.99995 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 8500000 9000000 9500000 10000000 10500000 11000000 11500000 12000000 12500000 重量(g) ADCの出力値 ロードセルの出力値と重量の関係
爆発的な普及のために 重回帰分析を利用して傾きを求める Excelを利用して重回帰解析を行う x y LINEST(既知のy,既知のx,定数,補数) 重回帰分析とは 結果を説明する際の変数の関係を 知り傾向を把握する統計手法 https://data-viz-lab.com/multiple-regression-analysis
爆発的な普及のために デバイス側のプログラム start ①set up サーバーとの接続確認 データの作成 ②mqtt送信 ロードセルの値を取得して mqttで送信する
※①②についての詳しいことはappendix参照 生の値を送信 クラウドで校正
爆発的な普及のために ノイズの取り扱い 単純な対策 単位時間測定したデータから平均値を出します ノイズがひどければ メディアンフィルタの使用を検討してください https://pokosho.com/t/image/5/ 雑音を除く
爆発的な普及のために オフセットの取り扱い オフセット 機器の特性や外部要因などによって測定値に一 律に生じる誤差を取り除くため、基準からのず れを相殺する補正値のことです デバイス側で測定値から引いておく 秋月電子通商のソースコードを参考にする https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-12370/
爆発的な普及のために Node-REDのフロー Web interfaceの作成とLINE通知まで含めて Node-REDで完結できます
爆発的な普及のために データの変換 value = msg.payload a = 重回帰分析で取得した変数 weight =
Math.round(a * value) ※オフセットはデバイスで計算
爆発的な普及のために web interfaceについて 簡単な可視化とパラメータ入力を作成した LINE送信タイミング例
爆発的な普及のために LINEの利用方法 LINEのdeveloperサイトで Messaging APIの登録をする https://developers.line.biz/ja/reference/messaging-api/
爆発的な普及のために Node-REDからのLINEの利用 API用のJSONを作成して http requestノードを使用して送信する LINE送信処理 https://qiita.com/shinfrom/items/e5ecf1ac68f5f0b7118f
爆発的な普及のために LINEによる通知 コーヒーの残量が少なくなったら 通知が来るようにします コーヒーの残量が1分間連続して 閾値を下回ったら通知するようにしました
爆発的な普及のために なぜLINEなのか / Why use LINE ?
爆発的な普及のために なぜLINEを選択したか ・デファクトスタンダードになっている ・ユーザーフレンドリーで使いやすい ・自分で開発することもでき、改良しやすい
爆発的な普及のために DXへの第一歩 / First Step to DX
爆発的な普及のために まとめ まずは自分で体験してみること 職場のDX推進のたたき台という大きなテーマに コーヒーの残量という具体的な課題から 身近な課題から始めることがDX推進のヒント
爆発的な普及のために エンジニアカフェについて やりたいことがあったら エンジニアカフェに相談
爆発的な普及のために 今後の展開 ハンズオン開催予定 LDGQと共催で
爆発的な普及のために Appendix 中村 真理 Nakamura Shinri https://www.facebook.com/nakamura.shinri/ Follow Me @shinfrom1981
https://qiita.com/shinfrom