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20240201_クラウド利用料を 半額にするために取り組んだ10+のコト
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Kazuki Maeda
February 01, 2024
Technology
4
7.1k
20240201_クラウド利用料を 半額にするために取り組んだ10+のコト
第1回 AWSコスト削減 天下一武道会
Kazuki Maeda
February 01, 2024
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Transcript
クラウド利用料を 半額にするために取り組んだ10+のコト 第1回 AWSコスト削減 天下一武道会 2024-02-01 @kzk_maeda
自己紹介 Kazuki Maeda 𝕏 @kzk_maeda SRE/DRE/EM @atama plus AWS Community
Builders AWS Startup Community Core Member
10+のコト
結論:いろいろやりました • HerokuからFargate移行 • 開発環境自動停止 • ECS台数最適化 • 不要データの削除 •
Arm移行 • タスク起動高速化 • Pull Through Cache Repository • NATインスタンス化 • RDS Snapshot削除漏れ通知 • secondary region停止 • Backup期間整理 • Amazon MQ→SQS移行 • ログ保管期間整理 • RI/SP購入 • リセラー契約 • ・・・
5分では話せません!🙇
インパクトが大きかった 事例を紹介します
agenda • コスト構造の抽象度を上げる • 具体的な事例 • まとめ
コスト構造の抽象度を上げる
コストを俯瞰してみる • コスト削減に取り組む上で、コスト構造の解像度を上げるために 細かく調べることはよくやりそう
この辺がそれ系 • HerokuからFargate移行 • 開発環境自動停止 • ECS台数最適化 • 不要データの削除 •
Arm移行 • タスク起動高速化 • Pull Through Cache Repository • NATインスタンス化 • RDS Snapshot削除漏れ通知 • secondary regionを普段停止 • Backup期間整理 • Amazon MQ→SQS移行 • EC2→CircleCI移行 • ログ保管期間整理 • RI/SP購入 • リセラー契約 • ・・・
劇的な効果は得づらい・・?
コストを俯瞰してみる • アーキテクチャ全体を俯瞰することで、システム最適化に付随す るコスト最適化も狙える • AWSのコストを下げることだけを目的にするのではなく、システ ム全体のコストを、オペレーションコストも合わせて下げに行く
コストを俯瞰してみる このcomponentは 必要かな?? このサービスで 実現する必要ある?? ※考え方の一例
この辺 • HerokuからFargate移行 • 開発環境自動停止 • ECS台数最適化 • 不要データの削除 •
Arm移行 • タスク起動高速化 • Pull Through Cache Repository • NATインスタンス化 • RDS Snapshot削除漏れ通知 • secondary region停止 • Backup期間整理 • Amazon MQ→SQS移行 • EC2→CircleCI移行 • ログ保管期間整理 • RI/SP購入 • リセラー契約 • ・・・
何を対応すべきか決める • こうして挙がったリアーキテクチャ候補を比較し、 比較検討 • 当然工数もかかるので ROIも検討
具体的な事例
HerokuからECS Fargateへの移行 • Herokuで実装されていたアプリ基盤をFargateに移行 • 年間固定費用であったライセンス費用を、コスト柔軟性が高い構 成に変更することで、年間40%のコストを削減 • その後Savings Plansの活用やAuto
Scaling条件の調整を繰り返 し、さらなるコスト削減を実施
EC2からCircleCIへの移行 • EC2で実行されているデプロイ関連の処理を改修し、 CircleCIの実行インスタンス上に置き換え • 年間数十万のコスト削減に加え、デプロイ時間の短縮、オペレー ションコストの削減など多岐にわたる効果
伝えきれなかった話はこちら • 去年はいろんなコスト削減施策に取り組みました • 詳しくは以下のTech Blogにも記載しているのでよければご覧くだ さい! • atama plusが2023年に取り組んだクラウドインフラコスト削減を
振り返る
全体でこれくらい減りました 50%!!! ※円建比較です
まとめ
まとめ • コスト最適化のために、コスト構造をドリルダウンして検討するだ けでなく、全体を俯瞰した大きな変更ができると、大きな効果を産 める期待値がある • 同時に運用負荷や信頼性の観点でも改善する可能性も • 積極的に構成を見直し、コスト構造を最適化していきましょう!